海洋散骨を知る
PR

個別散骨・合同散骨・代行散骨の違い。乗船するかで選ぶ

個別散骨・合同散骨・代行散骨の違い 乗船するかで選ぶ
海のみおくり 運営者
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

個別散骨・合同散骨・代行散骨の違いは、「家族が船に乗るか」と「船を貸し切るか」の2点です。家族だけで船を貸し切るのが個別散骨、他の家族と乗り合うのが合同散骨、家族は乗らずに業者に任せるのが代行散骨です。まず「乗船したいか、できるか」を決めると、選ぶプランは自然に絞られます。

運営者は関西・瀬戸内で自分の船を出している船のオーナーで、散骨事業者ではなく、散骨に立ち会った経験もありません。

3つのプランの違いを早見表で確認

個別散骨合同散骨代行散骨
家族の乗船乗る乗る乗らない
船1家族で貸切複数の家族で乗り合い業者が複数の遺骨をまとめて散骨することが多い
日程希望日を相談しやすい業者が決めた日業者が決めた日
費用の目安15万〜50万円程度10万〜30万円程度3万〜10万円程度
向いている人家族だけで時間をかけて見送りたい乗船したいが費用は抑えたい遠方・体調などで乗船が難しい

費用の目安は、葬儀情報サイト「あんしん祭典」の解説をもとにしています。実際の料金は地域や船によって変わります。最新の料金は各社にご確認ください。費用の内訳は「海洋散骨の料金相場」で詳しく書いています。

個別散骨(貸切散骨)とは

個別散骨は、1家族で船を貸し切り、家族の手で遺骨を海へ還すプランです。業者によって「貸切散骨」「ファミリー散骨」などと呼び方が違います。

公式サイトの例

  • シーセレモニーのファミリー散骨プラン(東京・横浜など):船により定員6〜15名、平日165,000円〜297,000円(税込。トップページでは154,000円〜と表示)。所要時間は約90分で、日時の指定ができると案内されています。粉骨費用33,000円は別途です。
  • みんなの海洋散骨の貸切乗船散骨プラン:Aプラン242,000円〜、献花・献酒を自分で用意するBプラン220,000円〜(税込)。どちらもパウダー化が含まれると案内されています。

メリットと注意点

家族だけの空間なので、周りに気をつかわずにお別れができます。故人の好きだった音楽を流す、手紙を読むなど、自由に時間を過ごしやすいのも特徴です。日程も比較的相談しやすくなります。

一方で、3つのプランの中では費用がいちばん高くなります。シーセレモニーの例のように、土日祝に料金が上がる会社もあります。定員を超えると別の船が必要になるため、参加人数は早めに固めておきましょう。

合同散骨とは

合同散骨は、複数の家族が同じ船に乗り合い、順番に散骨するプランです。船のチャーター代を分け合うため、乗船しながら費用を抑えられます。

公式サイトの例

  • シーセレモニーの合同乗船散骨プラン:176,000円(税込)で2名まで乗船、追加1名11,000円。2組から催行し、東京は毎月第3日曜、横浜は毎月第2日曜に出航すると案内されています。粉骨費用33,000円は別途です。
  • みんなの海洋散骨の合同乗船散骨プラン:132,000円〜(税込)。乗船、クルー2名、パウダー化、献花用生花、献酒、写真付き証明書が含まれると案内されています。
  • コープこうべ「クレリ」の合同葬:通常価格170,500円(税込)で、1家族4名まで、2組の乗り合い。西宮から出航し、大阪湾で散骨すると案内されています。

メリットと注意点

自分たちの手で散骨でき、海の上でお別れの時間を持てるのに、個別散骨より費用を抑えられるのが大きな利点です。

注意したいのは、日程を自分で選べないことと、乗れる人数が限られることです。上の例では「2名まで」「1家族4名まで」とされています。他の家族と一緒になるため、気持ちを表に出しにくいと感じる方もいるかもしれません。催行に必要な組数が集まらない場合の扱いも、申し込み前に確認しておきましょう。

代行散骨(委託散骨)とは

代行散骨は、遺骨を業者に預け、スタッフが家族に代わって散骨するプランです。「委託散骨」「代理散骨」とも呼ばれます。遺骨を郵送で受け付ける業者もあります。

公式サイトの例

  • シーセレモニーの代理散骨プラン:東京・横浜・湘南で55,000円(税込)。地域により料金が異なります。粉骨1柱分、献花用の花びら、献酒、写真撮影、散骨証明書が含まれ、実施日が決まると事前に電話で連絡があると案内されています。実施は地域により月2回程度(東京)から3か月に1回程度です。
  • みんなの海洋散骨の代行委託散骨プラン:44,000円〜(税込)。パウダー化、献花・献酒・献水、写真付き散骨証明書が含まれると案内されています。

メリットと注意点

費用をもっとも抑えられ、遠方に住んでいる人や、体調や年齢の理由で船に乗るのが難しい人でも依頼できます。天候による延期で親族の予定を組み直す必要もありません。

一方で、散骨の場に立ち会えないため、「本当に散骨されたのか」と気になる方もいます。写真や緯度・経度入りの証明書が出るかは必ず確認しましょう。業者によっては、桟橋で船を見送るセレモニーを有料で用意しているところもあります。「海に出るのは難しいけれど、見送りはしたい」という場合は相談してみてください。

「乗船するか」を決めるための海の話

プラン選びでいちばん大きな分かれ道は、乗船するかどうかです。ここでは、船を出している立場から、判断の材料になりそうなことをお伝えします。

揺れと船酔い

散骨に使われる船は、フェリーのような大型船ではなく、クルーザーなどの小型から中型の船が中心です。小さな船は波の影響を受けやすく、穏やかに見える日でも、防波堤の外に出るとうねりが残っていることがあります。乗り物酔いをしやすい方がいる場合は、酔い止めを用意し、大きめの船を選べるか相談するとよいでしょう。詳しくは「海洋散骨の船酔い対策」で紹介しています。

乗り降りの負担

船の上はどこも油断できませんが、とくに気をつけたいのが桟橋での乗り降りです。船と桟橋の間には段差やすき間があり、波で船が上下します。杖や車いすを使う方がいる場合は、事前に業者へ伝え、対応できるか確認してください。シーセレモニーのよくある質問では、車いすでの乗船は船によって対応が異なるため、事前に連絡してほしいと案内されています。

天候による延期

乗船するプランは、天候によって延期になることがあります。個別散骨なら延期日を相談しやすいですが、合同散骨は日程が決まっているため、延期になったときに次がいつになるかを確認しておく必要があります。遠方から親族が集まる場合は、予備日も含めて考えておくと安心です。天候の考え方は「海洋散骨が天候で中止になる基準」にまとめています。

家族に合うプランの選び方

次の順番で考えると、プランを絞りやすくなります。

  1. 家族の誰かが乗船したいか、乗船できる体調か → 乗らないなら代行散骨
  2. 乗船する人数は何人か → 3名以上なら、合同散骨の人数制限と追加料金を確認
  3. 日程を自分たちで決めたいか → 決めたいなら個別散骨
  4. 他の家族と一緒でも気にならないか → 気にならず費用を抑えたいなら合同散骨

また、遺骨の一部を代行散骨にし、残りを手元供養にするなど、組み合わせる方法もあります。業者の選び方は「海洋散骨業者の選び方」、費用を抑える方法は「海洋散骨を安くする方法」で詳しく解説しています。

まとめ

  • 個別散骨:家族だけで船を貸し切る。自由度は高いが費用も高め
  • 合同散骨:他の家族と乗り合う。乗船しながら費用を抑えられるが、日程と人数に制限がある
  • 代行散骨:業者に任せる。費用はもっとも安く、乗船の負担もないが、立ち会えない
  • 選ぶときは、まず「乗船するか」を決める
  • 乗船するなら、揺れ・乗り降り・天候による延期も考えておく

料金やプランの内容は変わることがあります。最新の情報は各社にご確認ください。海洋散骨の全体像は「海洋散骨とは?」で紹介しています。

参考

ABOUT ME
記事URLをコピーしました